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「比叡、思ひで照らされ。」 トラブルメーカー元気いっぱいのアホの子”比叡” 探照灯を撫でる時はすこし悲しげ。 (お召し艦ともなった高速戦艦「比叡」は、ネームシップの「金剛」以上に日本人にとって大切な艦でした。 第三次ソロモン海戦にて、ガダルカナル島で補給が枯渇したまま疲弊している陸上部隊に対し、なんとか補給路を確保したい陸軍の強い要請を受け、補給船団の安全性を上げる為にガダルカナル島にある米軍ヘンダーソン飛行場を艦砲射撃により一時的に機能停止させる事を目的に、戦艦「比叡(艦隊旗艦)」「霧島」が率いる日本艦隊がガダルカナル島近海へ進出。 月の出ない深夜を狙い艦砲射撃を行う予定であったが、結構直前に米艦隊と会敵してしまう。 双方目と鼻の先と言う極めて至近距離での殴り合いの砲雷撃戦に発展するこの海戦は、旗艦である戦艦「比叡」の探照灯照射によって火ぶたが切られた。 米巡洋艦に主砲を叩き込むも、探照灯照射によって「比叡」に米艦隊の砲雷撃が集中。 80発を超える命中弾を上部構造物に浴びて、射撃指揮能力や操舵能力、推進能力を失ってしまう。 至近距離過ぎて背の高い戦艦クラスの砲では仰角が取れず攻撃出来ないと言う異常な事が日本艦隊、米艦隊双方で起きていたと言う。 また、双方の艦隊とも半ばパニック状態となっていた上に、「比叡」の救援に駆け付けた駆逐艦「夕立」が米艦隊のど真ん中に切り込むなど、敵と味方が混戦すると言う艦隊戦では異例の状況であった。 本来の目的である飛行場の砲撃は不可能として、最前線で満身創痍の「比叡」を残し、日本艦隊は戦闘海域から離脱。 「比叡」は残存の敵艦と砲を交えつつもなんとか離脱を試みるが、砲弾だけでなく、魚雷も数本の命中を受けており、浸水を防ごうと必死の応急修理が繰り返された。 一時離脱した姉妹戦艦「霧島」に曳航を要請するも、戻ろうとした「霧島」が米潜水艦の雷撃を受けた為断念。 「霧島」は「比叡」に背を向けなくてはならなくなった。 その代わり「霧島」の要請を受け、駆逐艦「雪風」など、5隻の駆逐艦が「比叡」の救援に駆け付ける。 しかし、必死の応急修理も日の出までに間に合わず、撃ち漏らしたガダルカナル島の米飛行場や米空母からの複数の米航空隊の攻撃が「比叡」を執拗に襲い、ついに「比叡」は生還を断念せざるを得なくなってしまう。 天皇陛下を御乗せした誇り高き「比叡」をどう処分するかで指揮官らがしばらく揉めるが、結局総員退艦、抽水弁解放により戦艦「比叡」は自沈。 戦前、御召し艦として天皇陛下を乗せ、大々的に日本国民に報じられ、真珠湾攻撃にも参加し、戦前の栄光と太平洋戦争の最前線を常に突き進んできた日本人の誇り、戦艦「比叡」は”戦艦”の名に相応しくも、壮絶な最期をそっと戦史に刻んだ。) (※実際の探照灯は人よりも大きい物です) #艦これ #比叡 #艦隊これくしょん #探照灯 #第三次ソロモン海戦 #戦史 #史実 #ミリタリー #雑学 #艦これ妖精さん #リドローOK
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