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※リプ先に綴った物語の続きです 「そう、ずいぶん遠いのね。仮に通うとなると出勤にはどれくらいかかるかしら」 そう言ったのは葉月と紹介されたママである。真愛の自宅はここから片道1時間半かかる。電車も二度乗り換えねばならない。 通勤時間に関して、真愛は、一時間半くらい本でも読んでればあっという間だし、居眠りして過ごしても構わないと思っていた。普段はない。けれど、葉月が気にしているのはそこではない。 店は深夜2時まで営業するのに、帰りは一体どうするつもりなのか。まさか、終電までにはあがらせてくれと、シンデレラのような台詞を言うつもりなのだろうかと心配しているのだ。表情には出さないが、〝この子は本当にやる気あるんだろうか?〟そう葉月は思っている。 「無理なく通える範囲にいずれは移るとか、一人暮らしをしようって、そういう風な考えはある?」千代というママだ。まぁ、交通費を全額負担する店側にとっては幾らかかるのか、そちらも当然気になるのだろう。 一人暮らし、真愛の心がときめく。家を出る事へはずっと憧れを抱いていた。由美から聞いていた時給なら、18時〜2時の8時間、毎日勤めればじゅうぶん生活が出来る。危なそうな世界に踏み入る不安、それは真愛にもやはりあった。けれどこの瞬間、彼女の中の怖れは新しい生活の可能性と期待で一気に吹き飛んだ。「それが可能なら是非そうしたいです」目を輝かせて答えた。 #オリジナル #ゴールドラッシュ
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【白百合の人】※リプ先に綴った物語の続きです 面接は、フロア中央にある一つのボックス席で行われた。 白を基調にアール・デコ風に纏められた美しいフロアにも圧倒された。けれどこの日、何より真愛が驚いたのは〝ママ〟と紹介された人物が1人ではなかった事である。 それぞれに少しの間隔を開けて、和服に身を包んだ美しい女性が3人座っている。 一つのクラブに複数のママが居る。界隈では珍しい話ではない。だが真愛は、こういう世界をドラマや漫画で描かれている以上の事は何も知らない。例えば、それぞれ一家に父は一人なように普通に母も一人であり、まさか2人も3人も居るだなんて思いもしなかったのだ。 初めの挨拶くらいは頭で用意していた。けれど一体どのママに向かって話せば良いか分からず真愛はまごつく。 「あらあら、直ちゃんたら駄目じゃない。私達の事伝えていなかったの?」真愛の反応から察したのだろう。かめのと紹介されたママがすかさず口を開く。 「ごめんなさいね。こんな風にずらりと、驚かせてしまったわよね?面接は毎回私達3人で、と決めているの」 かめのが微笑む。ふわりと、白百合の香りがした。柔らかな笑みが慈愛に満ち満ちて、この時の真愛にはかめのがまるで天女や菩薩のように見えた。 〝優しそうで素敵なママだな〟真愛の気持ちが温かく弾けた。 #オリジナル #ゴールドラッシュ
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【手引き人の誤算】※リプ先に綴った物語の続きです 由美がバーの紳士と接触するのを見届けた後、今度は真愛を連れて来た道を戻っていく。 「そんなに緊張しなくて平気ですよ」 自分の後ろを小さな歩幅でちょこちょこついてくる真愛に神崎が笑いかけた。まるで子供みたいだな、と思う。実際、上背の高い神崎と並ぶと、低身長で童顔の真愛はパッと見子供にしか見えない。 まさか自分の人生で、テレビでしか見た事がないクラブのママと面会する機会があろうとは。どんな人だろう?何を聞かれるんだろう?紳士に解されたはずの緊張が再び帰ってくる。真愛の頬はいまや緊張と興奮で薔薇色に蒸気している。 神崎は内心浮き立っていた。由美は自分が想像していたよりかなり上手くやった。キャバクラで磨き上げたトーク力や接客スキルを活かし、場を盛り上げ、即戦力として店に貢献出来ること、持ち前の明るさや魅力を面接官に対して十二分に示せたと思う。反応は好感触。採用間違い無しだろう、と。彼にとって今日の仕事は八割方終わったようなものである。早く帰って由美と祝杯をあげたい気分だ。 真愛の事などはハナから由美の競争相手と見ておらず、自分の女可愛さにただの引き立て役として連れてきた。それがまさかあのようにひっくり返るとは。 自分に幾つか誤算があったと、この時の彼は思いもしないのだった。 #オリジナル #ゴールドラッシュ
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【手引き人の誤算】 どうやら由美の面接が終わったらしい。神崎が由美を連れ立って近付いてくるのが見える。由美の笑顔。手招きする神崎。いよいよ自分の番だ。 オレンジジュースの礼を告げて去ろうとする真愛を紳士が呼び止める。 「ありがとう、楽しい時間だった」 別れ際に差し出された名刺を見て驚く。支配人かマネージャーかと思っていたバーの紳士はなんと、このクラブという城の主人だったのだ。 「面接頑張って」 改めて、さっきよりも深く深く、頭を下げる。笑顔の紳士に見送られ、真愛はバーを後にした。 #オリジナル #ゴールドラッシュ
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#オリジナル #ゴールドラッシュ もうちょい雰囲気を出したくて綺麗にしてみました(^.^)瓶は素材を借りています。 後ほど、一つ前のに追記するか、ここのコメント欄に話の続きを書き込みます。ご興味がある方はまた覗いてやって頂けると嬉しいです(^^)♡
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【城の主】 友人の由美に誘われるまま、ほんの出来心で一緒にクラブの面接へとやって来た真愛。まずは夜の仕事を経験している由美からスタート。面接官はママである。 自分の番が来るまでフロアの外れに設置されたバーで待つよう神崎に案内されたが、緊張でなかなか落ち着かずさっきから出された水ばかりを飲んでいる。 盗み聞くつもりはないが、由美の面接は順調なようで話の盛り上がっている様子が背中に伝わってくる。明るく楽しい雰囲気、和やかな笑い声。容姿も端麗な由美は申し分なく採用されるだろう。問題は未経験でこれといって何の取り柄もない自分。クラブの面接なんて何を聞かれるんだろう?そして何を試されるんだろう?きっと私は由美のようにはやれない。やはり自分など場違いなのだ。どんどん不安になり気持ちが沈み、帰りたくなってくる。 ふと視線を感じる。見ると、自分しかいないと思っていたバーカウンターにいつの間にかもう1人客がいる。男性だった。明かりがぼんやりしていて、口元以外ははっきり見えない。男性が真愛に笑いかけ、彼女も会釈で応えた。今はまだ昼で開店前、客ではない。真愛は神崎と同じ黒服さんだろうと思った。 #オリジナル #ゴールドラッシュ #オリジナル
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#オリジナル #ゴールドラッシュ 選挙ポスターみたいに名前入れたりそれらしくしようかと思いましたが、やはり時期的にやめておきました^^; 間宮朔太郎さん。真愛の客(経緯はリプ先に)で政治家。なんでも作者は物語の最後にはこの人を凄い人にしちゃうつもりなんだそうですよーw
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#オリジナル #ゴールドラッシュ #選挙 間宮さんは元々別の先輩ホステスさんに通っていたのですが、そのお姉さんが寿退店するのをキッカケに、一度先輩さんと一緒に選挙の手伝いに来ていて密かに気に入っていた真愛のお客様となりました。 制作秘話な話をしますと、真愛の勤めるクラブは永久指名なので、こういう回りくどい手順を踏まねばお客様の推し変は出来ないのです。 それにしてもデジタルの凄さ。加工が入った2枚目の方が心なしか顔の偏差値もちょい上がってる気がします💦
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#オリジナル #ゴールドラッシュ #ゴルフ 線なしですが、こちらも落書きを元に救出したものです。 かめのママ「あらあら」 朝日「またやってるw」 真愛「あーっ!💦ごめんなさい!またやっちゃいました💦」 客「なんだ真愛はOBばっかだなー。仕方ない、よし今日はワシが手取り足取りいろはを叩きこんでやるからな。まずフォームはこうでな・・・」(お約束のセクハラレクチャー) かめのママのお得意さん方に連れられて初めてのゴルフを体験する真愛でした(^^)
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#オリジナル #ゴールドラッシュ スカウト「お姉さん、夜の仕事とか興味ないですか?」 真愛「すみません、もうやってます〜・・・(苦笑)」 だいたい見れば分かるでしょ?ってツッコミ入れたくなりますが、こんな場面が昔は溢れてましたねw 店はどこですか?変えたいとかないですか?なんてしつこく食い下がるも、どこの店の子か判明すると途端にパッと引き下がったり。 メモ帳に落書いたのを救出。カラーシャーペンで色付けて、背景の素材借りたり加工したりちょっと遊びました(^.^)
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