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mitsumame
花の香を若葉にこめてかぐはしき 桜の餅 家づとにせよ
正岡子規
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mitsumame
春になり、再び会えた人がいる。
顔は合わせられずとも、消息を知った人がいる。
おかしな話かもしれないけれど。
元気な顔を見られて嬉しいと、私はただ、笑いました。
生きていてくれてよかったと、私はただ、泣きました。
それ以上はもう望まない。
窓から少しだけ覗く、散り残りのあの桜を、
明日は見に行こうかと思っています。
mitsumame.
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