魅力的なあの歌声………夢の中で不意に聞こえてくる。
どうしてだろう。あんなにも昔のことなのに……
初めて会った時は正直びびってばかりだったけど、あの人は
一人ぼっちの僕を見捨てなかった。
あの人の歌はどれも僕の心を動かしてくれるようだった。
背中を押してくれるセリフ、子守歌のような優しい歌声……。
僕はそのすべてが好きだった。出来ればもう一度聞きたい。
…でもそんなことはもう叶わないと思う……
僕自身が抵抗できていたら、もっと強かったらあんなことにならなかったのに……
でもどうしようもなかった。自分は操られる運命、呪われる運命にあるなんて聞いたときは物凄く怖かった。
呪われている時は何も覚えていなかった。でも目が覚めた瞬間僕は前を見なかった。怖かったから……自分のしたことが
どれほどいけないことか分かっていたから……。
二度とされたくないと思っていたのに、思い通りにならなかった。僕は大きくなってもまた同じミスをしてしまったんだ。
それでもカービィが、仲間達が助けてくれたおかげで今を生きてる。でも唯一心残りがある。そう……あの人だ。
夢の中でしか会えないあの人。ねぇ…どうして?
あんなに楽しく笑っていたあなたはどこへ行ってしまったの?
僕が呪われてしまったから?ねぇ…答えてよ…
僕はあなたに会えなくて寂しいんだよ…?
…でも僕はもう一人じゃない。今度会う時は夢の中じゃなくて、君のもとへ会いに行って見せるからね。
生涯をかけても必ず守る仲間達と共に君に会いに行くからね!
by Mr.ゲーム&ウォッチ
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