投稿するにはログインが必要です

ドロップしてファイルを追加
港に行く。 誰ぞ彼どき。 堤防のザラザラしたコンクリに寄りかかって、港の方を見た。 闇に抗い、陽は強く輝く。 カラス群れが山の上で舞っている。 人生の終わりに見るような光景だなと思った。 ――そのとき、あなたのそばには誰がいましたか? いつだかの心理テストの質問を思い出す。 あのとき、舌足らずだった私の小さなインタビュアは、今や2児の母だという。 帰りに、神社の前を通ると、階段から白い猫が降りてきた。 後ろに回り込んで、身体を擦り付けてくる。 食い物をやると、トテトテとついてきて、そのうちいなくなった。 連休ともあって、港には釣り人たちがたくさんいた。 小さな椅子に腰掛けた彼らの顔をオレンジ色ランプが、照らしている。 #気分 #スケッチ
16 リアクション
0 コメント
コメントするにはログインが必要です
0件の新着アイテムを表示
0