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たったひとつの復讐… 真実の愛を捧げること よくできたものだな ならばこの身この魂のすべてを おまえに捧げよう 愛しき… … そう、 愛しき陸の者よ 「人魚の王子と人の王子」 ----------------------- mitsumameさんの 『人魚を愛した王子と、人魚の兄の話』 から妄想してできたとんでも寓話を コメント欄にて。
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miru
「人魚の王子と人の王子」
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miru
月の歩みがほんの瞬きの間に感じる。 青を湛えた瞳は陸の王子を深く受け入れたが何度 その時を迎えようとも満ちることなく、互いに伸ば した手が深く強く目の前に横たわる愛する者の肢体 に食い入った。 やがて海辺の鳥達が朝日に影を作り始めた時、 やっと言葉がその務めを果たす。 「君が誰であろうと僕は君のそばにいる。僕の心は 永遠に君のものだ。君の全ては僕のものだ」 その愛に静かに唇を重ねることで応えた青い瞳。 「あぁ…やっと 果たした… もう私を離さないでくれ。ずっとおまえの胸に抱いて くれ。それこそが 私の二つの願いの成就だ… 」
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miru
青い瞳から涙が溢れ出した。 とめどなく流れる涙の真意がわからず、ただひどく 陸の王子を不安にさせた。 この愛してやまない深く青い瞳が今まさに己の腕の中 にいるというのに、その瞳から溢れる涙が陸の王子の 底知れない不安となった。 強く抱いていた。そのはずだった。 だがしかし、陸の王子の腕は何も捉えず空を切った。
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miru
眩しいばかりの朝日に照らされ、薄く影となった 青い瞳は微笑んでいた。 「待ってくれ… 僕を 僕を置いていくのか! 頼むから…  行かないで…  消えるな… … 消えるなーっっ!!」 「さよなら。愛しき人よ。これで私の二つの願い がかなった… おまえに真実の愛を捧げること。 そして永遠に おまえはそれを手にすることは… ない。 愛してる… … 」 青い瞳が微笑み、唇が重なり、 うすく光の粒が空に舞う。 愛は溶けることなく、永遠の呪詛に身を窶す
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miru
お粗末様でした、、長らく文章を書いてないのにいきなりガガっと書いたのでそこかしこ、おかしなことになっとりますが下手のど素人なのでお目溢しくださいませ〜。そしてこの妄想を快くリプさせてくれたマメさんに、最大の感謝を✨✨ ありがとうございました!時間、かなり遅れてすみませんでした💦
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miru
おはようございます☺️朝っぱらから失礼しました〜!予告通り!?間に合わずにすみません!見返していたら色々気になりあーでもないこーでもないを繰り返しキリがないことを悟り観念して出しました…😅 マメさんの前作「人の王子」の話は見ていなかったのだけど、どうなんだろう。マメさんのテーマ「すれ違い」からはちと外れた?💦すみません〜! マメさんも言ってくれたように着想をマメさんから得てほぼほぼ私の創作になってしまい申した😅
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miru
私は特にテーマを念頭に書き進めた訳じゃないんだけど、人魚王子のどうしようもない業の深さとその幸せが表裏一体となっている。けど二面性があってそのいずれかの側面がどうこうじゃなくて相反するのにそのどちらもが同時に成立して、相反することでしか成立しない、、みたいな。 隠れ設定として人魚王子は妹が生きている時から人王子のこと好きだった、妹は迷わず全てを投げ打って人王子の元へいき散っていったけど、自分はそんな勇気がなく妹と人王子の成り行きを見ているだけ、それが妹の死にかこつけて己の想いを成就させつつでも妹の復讐というおまけもきちんと果たした。
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miru
(復讐がおまけというね)でも妹の仇をとると見せかけて己の想いを成就させようとしたことに対する罪悪感から己を罰する的なことであったりね。どうしようもなく想いを叶えたかったけど、その罪深さはあまりあるって思った人魚王子でした〜
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