有翼人は湯を張った風呂に入る習慣がなく、せいぜい水浴びする程度だ。湯は翼を保護するために分泌される油分を奪ってしまうため、翼の手入れには砂浴びと日光消毒が欠かせない。そのため、有翼人はさらっさらの砂地をめぐって激しい縄張り争いする、と言われているが、それは俗説であり、大浴場よろしく同族で連れだって和やかに砂浴びする姿が目撃されている。
砂を翼の羽根の根本まで届くよう丹念にまぶしてつけてから、おもむろに翼を震わせて砂もろとも埃と小さい虫(ウェ-)を振るい落とす。その後、寝ころんで翼を伸ばし、入念に日光消毒をするのだ。
決して演習をサボっているのでない。
(想像です)
#タクティクスオウガ #有翼人