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【講座】 「真っ直ぐな縦線の真ん中に目測で線を引いてみて下さい」 と言う街灯調査をした結果、日本人の半数以上が真ん中より上に線を入れるという研究結果があるそうです。 基準が何もない縦線で、最もしっくりくる”中央と思う地点”は、多くの人にとって実際の中心より上になってます。 これは人が直立した時に上端に近い位置に目があり、視点その物が高い為に真ん中より少し上に基準を置いてしまう癖があるからと言われています。 顔や上半身は視界に入りますが、足はいつも下に見切れている、人のコミュニケーションは腰よりも上がメインになる為ですね。 逆に子供であるほど下から上を見るので、大人のイメージって実は足とか腰で、中々親の顔に近づけないのが小さい子供のジレンマでもあるそうです。 こう言った人間学の研究はキャラクターデッサンの上でも意味を持ちます、分かりやすく図解したのが上の2~3枚目です。 真ん中の短い線が本当の中心線で、日本人の標準的な体系に近いのが右、美的に見える程度に胴体と足の長さの比率を調整したのが左の図です。 セーラームーンの様にリアルでいると怖いくらい極端に足が長いキャラは許せても、極端に胴長短足のキャラは許しがたい不格好さとして目に映ってしまいます (一部地域・民族によっては美的感覚の差異がある為その限りではない) 写真で見るよりもイラストにされた方が足の長さ(胴と足の長さの比率)に目が行きやすくなります。 事実多くのイラストレーターや漫画家さんは、足の長めのキャラが基準となっているはずです。 リアルを追及するのであれば日本人の平均的な体系では足の付け根は丁度真ん中くらいですが、キャラクターをデッサンする上ではあえてその部分はリアルに寄せずに崩す方が良いと言う事です、 足の長い海外の女優さんが綺麗に見えたりするのも同じ感覚なのでしょう。 「人体を美しく表現したい」と思うならリアルな骨格標本のスケッチも大事ですが、描くイラストの用途によっては「リアルじゃないけど、美しく見えるデッサンの崩し方」も知っておくと良いと思います。 見本ならたくさんのプロの絵師や漫画家さんがいますしね🌟 ※豆知識 何故(特に)白人は足が長いの? (肌の色と言うよりその民族が進化してきた地域の差です。 農耕に適さず、肉食が主体となった民族は腸が短く内臓の大きさや構造が簡略的なため、足が長いというより「胴体が短い」のです。 逆に農耕が盛んで肉より菜食が主体となった民族は植物繊維などを消化吸収する為に腸が長く内臓の大きさや構造は複雑化したため、胴体が大きくなりました。) #オリジナル #講座 #デッサン #人体 #骨格 #豆知識
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