{"type":"photo","title":"#CAELUM\n僕が目の前の二人に提案したもの──それは、僕の持てる技量を全て注ぎ込んだフルーツの盛り合わせではなかった。\n\n月毎の特別メニューにエディブルフラワーを添えてCAELUMならではの豪華さと華やかさを。\nフルーツの盛り合わせには、果物で作った花にエディブルフラワーとチョコ細工の蝶を沢山飾って、小さなCAELUM(天国)のように.......\n\n\n参考に僕が作ったものの写真を見せる。\n食事もフルーツの盛り合わせも、厨房に出入りするキャストが十分に再現出来るものだ。\n皮肉にもCAELUMを去ると心に決めてから自らの技量に対する執心から逃れて、自分の幸せよりも相手の喜びを深く考えられるようになった。\n\n「CAELUMに来るお客様の求めているものは、日常から離れた特別な時間です。その特別感の演出の手助けになれば、と思います」\n淀みなく説明を終えて軽く一礼をする。\n\n先生に言われてホストになった僕ではない、ただの昴の僕は二人を前にやはり緊張している。\nでも、飾らない自分を晒すのも自分が選んだ事だから、どんな回答でも全部自分のものとして落ち着いて受け入れられる気がした。\n\n\n今思えばCAELUMの昴が、その陰にいた臆病で自信の無い昴に外に出る切っ掛けを与えてくれた。\n作られた自分は自分ではないと思っていたけれど、それも全部含めて\"僕\"だったんだ。\n\n\n「CAELUMに行け」と言った先生の意図は何だったのか、今となっては確かめる術はないけれど───いつかこうして僕に一人立ちさせる為だったような気がする。\n\nそれに僕はもう一人ではない。\nCAELUMで人と関わることの喜びを知ったから。\n\n\n(僕のこの手は自分の幸せと皆の喜びをつなげる事が出来る)\n\n\n僕は自分の手を見て小さく微笑んだ。\n\n\n ～完～\n\n\n\n\n愛斗さんとの会話\nhttps://sketch.pixiv.net/items/1431595828617577122\n\nカサネ君との会話\nhttps://sketch.pixiv.net/items/7490890314848273258\n\n\nお二方のセリフをお借りしました。\n掲載許可ありがとうございました！","author_name":"おたか(低浮上)","author_url":"https://sketch.pixiv.net/@takako_0510","url":"https://img-sketch.pixiv.net/c/f_540/uploads/medium/file/5960568/1907504581283393565.png","width":540,"height":802,"web_page":"https://sketch.pixiv.net/items/3009193757692873512","thumbnail_url":"https://img-sketch.pixiv.net/c/c_180/uploads/medium/file/5960568/1907504581283393565.png","thumbnail_width":180,"thumbnail_height":180,"provider_name":"pixiv Sketch","provider_url":"https://sketch.pixiv.net","version":"1.0"}