投稿するにはログインが必要です

ドロップしてファイルを追加
#オリジナル #藍と蛍 #藍と蛍時々友達 #擬人化 #指描き #樹里塗り #妄想作文 #妄想族 藍と蛍の二人と一緒に暮らすことになった子猫のときのお話。 今回はコメント欄に書きました。 これまでの自分の人生で縁が無かったので、少しずつホントの猫を練習してみようかな(笑)
8 コメント
69 リアクション
8 コメント
樹里
この声は、いつ届くのかな わたしが一番最初に覚えてるのは、さみしいさみしいと泣いていたこと。 何が寂しかったのかは覚えてない。 そしてわたしがいたのは、色んな人が遊びにくるところでした。時々私をなでたり抱っこしようとしてくる人達がいましたが、ただこわかった。 なんでこわかったのかもよくわからない。 ある時一人の女の人がやって来て、一緒に遊ぼうと近づいてきた。こわくはなかったけど、どうしたらいいかわからなくて、おもちゃのかげにかくれたの。 その人はにこにこしながらずっとそばにいた。遊べなくても毎日きたんだ。そして物陰から様子を見ようと覗くと目が合って、その度にその人はにっこり笑ったの。
6 リアクション
樹里
だんだんと、その人のことが気になるようになってきて。たまに来ない日は、ずっと待ってた。今日は来るのかな?と部屋のドアが開くのをじっと見つめることが多くなった。 ある日わたしはほかの猫とケンカをした。相手は大きく強く、あっという間にのし掛かられた。まだ小さなわたしのご飯が欲しかったのだ。 わたしは首をの上に乗られながら、めいっぱい泣いた。思いきり叫んだ。 やめろ、やめろ!!やめろ!!! ………急に軽くなり誰かに抱き抱えられた。目を開くとそこにはあの女の人がいた。もう一人の女の人と一緒に。 温かい、そして遠い遠いどこかでかいだことのある懐かしくてやさしい匂い。
6 リアクション
樹里
いつもお世話してくれる店長さんていう人とその人は少し何か話をして、二人の女の人と一緒にお店の外に出た。 外はお空から雨というものが少し降っていた。 泣いていたわたしは、いつの間にか眠っていた。 わたしには、二人のお母さんがいます。 アイっていう大人しいけどおっちょこちょいなお母さんと、ケイといういつも会いに来てくれてた、明るくて面白いお母さん。 きっと………わたしの声が届いたんだ。 楽しくてくすぐったくて、あったかい毎日を生きても良かったんだ。 わたしを見つけてくれてありがとう、お母さん。
6 リアクション
コメントするにはログインが必要です
0件の新着アイテムを表示
0