#SS_LastSaga #花妖精との出会い #エルダーグラン #アイビスペイント
ビターがペチュニアに初めて会ったのは、エルダーグランの山奥の村だった。
ビターの実家の近くに、妹の“アンジュ”の墓があった。
墓の周りには、彼女が好きだったペチュニアの花が植えられている。
彼が妹の“アンジュ”の墓に向かって手を合わせていると、
「きゃあ〜っ!」
空からピンク色の花びらの翼をつけた、ショートヘアの女の子が落ちてきたのだ。
ビターはとっさに女の子を受けとめると、
ビター「大丈夫かい?」
と聞いてみた。
女の子は、あまりのことにビックリしている。
そして、キョロキョロとあたりを見回した。