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ヘタリア創作の捏造群馬さん 彼女は死なない、死ねない 彼女たちは国の一部であり、そのものである その国が、場所が消えない限り存在し続ける 民の親であり、兄弟姉妹であり、子である 多くの変化を、喜びを、悲しみを、その身で経験してきた ある時彼女は、自分を、己の民を守る為に武器を取った 守る為に、常に強くあれ、と言い聞かせてきた そんな彼女も、遠い昔、1度だけ、人と恋に落ちた #妄想の産物
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シャムねこ。
遠い昔、恋をしたのは、中流貴族の男だった 武器を取る前、彼女たちのような存在は宮中のある一画に集められていた 常人なら気味悪がり近づかぬような場所だった そこにある時、好奇心旺盛な若い男がやってきたのだ 2人は恋に落ちた 俗に言う『一目惚れ』であった 人の子である男と、人の形をした彼女 己と異なる存在であるが故によりいっそう惹かれあった とても幸せで甘美な時だった 時が流れ、男は老い、かつての若々しさを失った しけし彼女は昔と変わらぬ姿形のまま 美しかった どんどん老いていく己には到底釣り合わぬ 男はそう感じるようになった
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シャムねこ。
そしてある時、男は彼女に問いかけた 『私は昔と変わり、老いてみすぼらしくなった。だが貴女は今も変わらず美しい。こんな私だが、まだ、貴女の隣に居ても良いのだろうか』 と。 彼女は答えなかった ただ、何も言わずに男の腕の中に体を預けるだけだった そこでふと目が覚めた ーあぁ、懐かしい夢を見ていたようだー 外は既に茜色に染まり、星が煌めき始めている そういえば、夢でみた、あの問いかけをされたのも、このくらいの季節だった
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シャムねこ。
彼女は、ふっと笑みを浮かべ呟いた 「私は、ただ、貴方といるだけで幸せだったんだ。あの時、化け物ではなく、女人として私に接してくれた事が堪らなく嬉しかった。狂いそうなほど恋焦がれ、愛したのは……貴方だけだった。」 そして、もう過ぎてしまった事だというように先程とは違う笑みを浮かべ、彼女は夕飯の支度に取り掛かった。 これからやって来る面子を思い浮かべながらその部屋を後にした。 茜色は既に山際に追いやられ、空はすっかり夜模様に変わっていた。 愛した男と眺めた夜空と、何となく同じ気がした。
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シャムねこ。
ちょっとした小説っぽくなっちゃった(ノ∀`)タハー そして誤字はっけんんんんん(^q^)
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