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【手引き人の誤算】※リプ先に綴った物語の続きです 由美がバーの紳士と接触するのを見届けた後、今度は真愛を連れて来た道を戻っていく。 「そんなに緊張しなくて平気ですよ」 自分の後ろを小さな歩幅でちょこちょこついてくる真愛に神崎が笑いかけた。まるで子供みたいだな、と思う。実際、上背の高い神崎と並ぶと、低身長で童顔の真愛はパッと見子供にしか見えない。 まさか自分の人生で、テレビでしか見た事がないクラブのママと面会する機会があろうとは。どんな人だろう?何を聞かれるんだろう?紳士に解されたはずの緊張が再び帰ってくる。真愛の頬はいまや緊張と興奮で薔薇色に蒸気している。 神崎は内心浮き立っていた。由美は自分が想像していたよりかなり上手くやった。キャバクラで磨き上げたトーク力や接客スキルを活かし、場を盛り上げ、即戦力として店に貢献出来ること、持ち前の明るさや魅力を面接官に対して十二分に示せたと思う。反応は好感触。採用間違い無しだろう、と。彼にとって今日の仕事は八割方終わったようなものである。早く帰って由美と祝杯をあげたい気分だ。 真愛の事などはハナから由美の競争相手と見ておらず、自分の女可愛さにただの引き立て役として連れてきた。それがまさかあのようにひっくり返るとは。 自分に幾つか誤算があったと、この時の彼は思いもしないのだった。 #オリジナル #ゴールドラッシュ
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ゆき(多忙中)
どんどん物語に引き込まれますね! 煮詰まっていってる! ゚+(人・∀・*)+。♪
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ミツカ🌙出勤
ゆきちゃんこんばんは🌆✨嬉しいご感想ありがとうございます😊 面白いものですね。一つ前の胸像に名刺をくわえさせたのもそうですし、像をバックハグとか、漫画ではちょっとあり得ないシーンですwこうして漫画ではなく挿絵という形になると、表現の自由度が増すのだなぁと新しい発見でした(^^)今のところ順調で、迷いましたがこういうスタイルに挑戦してみて良かったです💖
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🐢🍙
今途中まで読ませてもらってます☺️✨ 面接という重圧の前に思いがけない出会いが あったり、この先を知っているのに(いるから?) この後どうやって由美と逆転する事態になるん だろう…真愛さんのドキドキを体感するように 読み進めています…✨ そして挿絵がなにかを暗示するような 落ち着いたトーンで文章に添えられているのが 世界にスッと入っていけて…はっ! 続きを読んでいきます😆💦笑
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ミツカ🌙出勤
返信順がひっちゃかめっちゃですみません🙏💦たくさんの御感想をありがとうございますっっ🙇‍♀️💕頂く言葉に私自身気付きをもらったり、元気ややる気を頂いたり、とても嬉しいです(*'ω'*) 漫画がちょうど面接手前で止まっていたので、小説はそこから書き始めてみました(^.^)あんなに進まなくてヤキモキしていたのが嘘みたいにスルスル進んで驚きでした💦でも改めて、これを漫画にするのは、自分には無謀だったなと思います。小さい世界だけど、いろいろ複雑過ぎましたw とりあえず、出してあげたかったキャラクター達を動かしてあげられて今はホッとしています(*^ω^*)
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🐢🍙
グラスの中がコインを入れると発光するような 薄暗い店内に魔法か呪術でもするように その世界の権力者たちの密会の妖艶さといったら… 想像するとゾクゾク✨すごく見てみたく なりますが、白黒の漫画で…となると ゾッとしますね(゚д゚lll) やわらかな殻の卵とか(確かそんな表現だったよな) 異質なほど純粋な存在がここで色に染まるのは 見たくないって思って…あ💦 そんな場面を漫画にすると考えたら 手が止まりますよね💦文章でこれだけ 鮮やかに魅せて頂けて続きが見れて光栄でした🌟 (書き過ぎなのでうまくスルーしてくださいね笑)
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ミツカ🌙出勤
背景も手を抜くわけにいかないシーンでしたし、密会メンバーの人数も多い。しかも全員そこそこ癖強さん揃いσ(^_^;)いろいろお絵描きコスト高過ぎて破産しました😂それぞれの思惑やら牽制の掛け合いやら、こりゃコマ割りどうしたら良いんだとか、かなり頭悩ませました😱どのみちモノローグとか文章に頼る必要もあった場面で。いっそ小説にして良かったなと今は思います(^^) たくさんの方に見てもらっていたのに、これからというとこで止まっていたのでずっと気掛かりでした。こうしてお披露目出来て少しホッとしました☺️読んで下さりありがとうございます🙏💕
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【白百合の人】※リプ先に綴った物語の続きです 面接は、フロア中央にある一つのボックス席で行われた。 白を基調にアール・デコ風に纏められた美しいフロアにも圧倒された。けれどこの日、何より真愛が驚いたのは〝ママ〟と紹介された人物が1人ではなかった事である。 それぞれに少しの間隔を開けて、和服に身を包んだ美しい女性が3人座っている。 一つのクラブに複数のママが居る。界隈では珍しい話ではない。だが真愛は、こういう世界をドラマや漫画で描かれている以上の事は何も知らない。例えば、それぞれ一家に父は一人なように普通に母も一人であり、まさか2人も3人も居るだなんて思いもしなかったのだ。 初めの挨拶くらいは頭で用意していた。けれど一体どのママに向かって話せば良いか分からず真愛はまごつく。 「あらあら、直ちゃんたら駄目じゃない。私達の事伝えていなかったの?」真愛の反応から察したのだろう。かめのと紹介されたママがすかさず口を開く。 「ごめんなさいね。こんな風にずらりと、驚かせてしまったわよね?面接は毎回私達3人で、と決めているの」 かめのが微笑む。ふわりと、白百合の香りがした。柔らかな笑みが慈愛に満ち満ちて、この時の真愛にはかめのがまるで天女や菩薩のように見えた。 〝優しそうで素敵なママだな〟真愛の気持ちが温かく弾けた。 #オリジナル #ゴールドラッシュ
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