【お魚とタバコをこよなく愛する名探偵:ニャックス・モフモフ】(左)と
【ニャーロックを狙う凶刃の使徒:カリカリ・アーチュー準教授】(右)
片や封滅された事象を見透かす慧眼に混迷極まる現象を紐解く奇跡の叡智を宿し、『富士頂上解放された密室殺人事件』に始まり『毒入りねこまんま救出事件』、『消えたくわえたまきこまれたドラ猫爆発事件』などなど数々の何事件を解決してきたその名を世界に轟かす【ニャックス・モフモフ】。
方や一族郎党根絶やしにするまで止まらない極悪の悪意、世界を巻き込む権謀術中の使徒。『消えた世界チーズ排斥団体事件』に始まり『本当のチューチュー急行列車殺人事件』『早朝カリカリ騒音公害事件』などなど数々の未解決事件全てに関わると言われるその名を裏社会に響かせる『カリカリ・アーチュー準教授』。
二人は例えるならば『水と油』いや、『S極とN極』いや、『嫁と姑』いや、『山梨県と静岡県』いや、『旧ソ連と米国』いや、『月と太陽』いや、もっと壮大な……そう!『ネコとネズミ』の関係がこれ以上無い二人を表現するのにしっくりくるだろう。※または『ト○とジ○リー』でもいいだけどね。
混迷漂う21世紀初頭、舞台は地中海の小国スミナレタ・喜劇と悲劇の連鎖が織り成す混沌の地アンタナンチャッテ諸島にて二人はついに対峙する。
事件はアンタナンチャッテでも最も有名な観光地シロウトモドキビーチに打ち上げられた一組の男女の溺死体から始まる。
ちょうど事務所からボーナスが入ってウハウハな気分で夏の休暇でやってきたニャックスと働かざる者食うべからず教授の地位を目指して今日も調査・研究を行うためにやってきたカリカリ。
やってきた目的も立場も性格もはたまた金銭感覚から座高まで全く異なる二人が一体どんな戦いを繰り広げるのか、それはまた別の機会に。
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